山本由伸の今季初めての4失点最短降板に敵軍・ヤンキースのブーン監督が痛烈すぎる皮肉をぶつける「これがエース(笑)。獲得しなくて良かった」ロバーツ監督も由伸を叱責

2025年6月2日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26)が、ニューヨーク・ヤンキースとの対戦で今季最短となる3回2/3を投げ、7安打4失点で降板した。この試合は、山本にとって今季4敗目(6勝)となり、防御率は2.39に悪化した。ヤンキースの強力な打線を前に、制球に苦しみ、四球を3つ与え、2奪三振という内容で、思うようなピッチングができなかった。試合後、ヤンキースのアーロン・ブーン監督(51)は、山本の不調に対して痛烈なコメントを残し、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)も山本に対して厳しい言葉を投げかけた。

試合はドジャースの本拠地、ドジャー・スタジアムで行われた。山本は初回から不安定な立ち上がりを見せ、1死一塁の場面でヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手(33)を一邪飛に抑えたものの、その後に5番打者に適時打を許し、早々に失点。さらに、2回以降も制球が定まらず、スプリットやストレートが思うように決まらない場面が続いた。3回2/3で96球を投じ、7安打を浴びるなど、ヤンキース打線に翻弄された。特に、130メートルの特大ホームランを放ったライス選手は、試合後「我々は自分たちのプランに従った」と語り、山本攻略の自信を見せつけた。

ヤンキースのブーン監督は、試合後の会見で山本の投球について辛辣なコメントを残した。「これがエースか?(笑)我々の打線が彼をしっかり捉えた。獲得しなくて本当に良かったよ」と、皮肉たっぷりに語った。この発言は、かつて山本の獲得に動いていたヤンキースが最終的に契約を見送った経緯を背景にしている。ブーン監督は、山本がこの試合で精彩を欠いたことを強調し、ヤンキースのスカウティングと戦略が功を奏したと付け加えた。一方で、ブーン監督は過去の試合で山本を称賛したこともあり、2024年10月のワールドシリーズ第2戦では「リードをもらった途端、彼はリズムに乗り、ストライクゾーンを積極的に攻めていた」と高く評価していただけに、今回のコメントは特に際立った。

一方、ドジャースのロバーツ監督も山本の投球に満足していない様子だった。試合中のインタビューで、ロバーツ監督は「彼の投球はキレがなかった。ベストな状態ではなかった」と述べ、山本が慎重になりすぎていた可能性を指摘した。「チーム全体の問題でもあるが、由伸にはもっとアグレッシブに投げてほしかった」とも語り、山本のピッチングスタイルに改善の余地があることを示唆した。ロバーツ監督は、過去に山本の好投を高く評価しており、4月19日のレンジャーズ戦では「彼のピッチングは別次元のレベルに達していた」と称賛していた。しかし、今回の試合では、山本が持ち前の精度と変化球のキレを発揮できなかったことに失望を隠さなかった。

山本自身も試合後、冷静に自身の投球を振り返った。「小さなズレですね。ブルペンでは問題なかったんですが、試合では制球がうまくいかなかった」と語り、反省の弁を述べた。特にスプリットが決まらず、ヤンキース打線に的を絞らせてしまったことが失点につながったと分析。山本は「次の登板では修正して、チームに貢献したい」と前を向いたが、この日のパフォーマンスは彼のメジャー2年目における課題を浮き彫りにした。

この試合では、ドジャースの打線も振るわず、大谷翔平選手(30)が4打数無安打に終わるなど、チーム全体が精彩を欠いた。ヤンキースの先発投手やリ

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