大谷翔平、大音量の音楽流れる中で黙々と荷造り… ドジャースは2連勝後すぐにNYへ移動、前半戦の山場が始まる
打。4試合ぶりの1試合無安打に終わった。チームはT・ヘルナンデス外野手の逆転3ランなどで2連勝した。

試合後、大音量の音楽で勝利を祝うクラブハウスで、大谷は黙々と荷造りをしていた。バッグに必要なトレーニングウエアやグラブを入れた。チームは深夜に移動し、ロサンゼルスと時差3時間の東海岸ニューヨークに向かう。ここから強豪との対戦がめじろ押し。まずはメッツとのニューヨーク遠征から始まる。
本拠地9連戦最終戦はいい終わり方だった。同じナ・リーグ西地区のダイヤモンドバックスに競り勝って2連勝。この日はメジャー屈指の右腕バーンズとのマッチアップで、ワンチャンスをものにした。1点を追う6回、T・ヘルナンデスが逆転3ランを放った。

先発メイが6イニング1失点で切り抜け、救援がリードを守り、久しぶりにドジャースらしい勝ち方だった。チームリーダーのベッツは「どんな勝利も大きいが、特に地区のライバル相手だとより重要で大きな意味がある」とうなずいた。
ドジャースにとって、5月下旬から6月上旬に対戦する相手は敵地でメッツ、ガーディアンズ、本拠地でヤンキース、メッツとプレーオフで対戦する可能性があるチームばかり。その後も敵地でカージナルス、そして地区最大のライバル、パドレスと今季初対戦を迎える。前半戦のヤマ場。ベッツは「これから厳しい遠征が続くことは分かっている。相手もとても強いチームなので大変だが、楽しみだ」と気持ちを引き締めた。

まずはニューヨークで昨季リーグ優勝決定シリーズで戦ったメッツとの3連戦。激しいブーイングが待つ敵地で、ドジャースは”悪役”となる。大谷が燃えないはずはない。