ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、アストロズ戦でのショウヘイ・オオタニの誕生日スケジュールを発表

ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、7月1日(日本時間2日)のホワイトソックス戦前の記者会見で、チームのスター選手である大谷翔平投手の次回登板予定を発表した。大谷は7月5日(日本時間6日)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われるヒューストン・アストロズ戦で先発投手としてマウンドに立つ。この日は大谷の31歳の誕生日であり、彼にとって特別な「バースデー登板」となる。興味深いことに、ロバーツ監督は当初、登板日を7月6日(日本時間7日)と発言したが、球団広報がその後すぐに訂正し、5日であることを明確にした。この小さな混乱は、ファンの間でも話題となり、X上では「ロバさんが勘違いしていた模様」との軽いユーモアを交えた投稿も見られた。

大谷翔平は、2025年シーズンにおいて投打の「二刀流」選手として復帰を目指している。前回の登板は6月28日(日本時間29日)のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で、復帰後初の2イニングを投げ、1安打無失点、27球でメジャー自己最速の101.7マイル(約163.7キロ)を記録するなど、圧倒的なパフォーマンスを見せた。この登板から中6日での登板となり、コンディション管理にも注目が集まる。ロバーツ監督は、大谷の投手としての復帰スケジュールを慎重に管理しており、5月以降の段階的な登板を通じて、彼の左肩の回復状況を確認しながら起用している。2024年のワールドシリーズ中に負った左肩の脱臼からの回復は順調で、打者としての活躍も引き続き期待されている。

7月4日のアストロズ戦では、大谷は「1番・指名打者」として出場したが、3打数無安打1四球に終わり、チームも1対18で大敗を喫した。この試合はアメリカの独立記念日であり、両チームは星条旗柄の特別なキャップを着用するなど、祝祭ムードの中で行われた。しかし、ドジャースにとっては厳しい結果となり、大谷もバットで貢献できなかった。それでも、翌日の誕生日登板に向けて、試合前にはフィールドでキャッチボールを行い、調整に余念がなかった。ロバーツ監督は、大谷の登板について「ショウヘイは特別な選手だ。彼の誕生日を勝利で飾りたい」と意気込みを語った。

大谷の二刀流復帰は、2025年シーズンのドジャースにとって重要なテーマだ。2024年は投手としての登板がなく、打者に専念した彼は、リーグトップの成績を残した。打率、本塁打、打点、得点、OPSでリーグ上位に名を連ね、特に5月4日のブレーブス戦ではロバーツ監督が保持していた日本出身選手のドジャース在籍時の最多本塁打記録を更新する8号本塁打を放ち、翌日には1試合2本塁打を記録するなど、圧倒的な存在感を示した。さらに、5月17日はロサンゼルス市が「大谷翔平の日」と制定するなど、彼の影響力は野球の枠を超えている。

一方、ロバーツ監督自身も、ドジャースの歴史において特別な存在だ。沖縄生まれで、日本人初のワールドシリーズ優勝監督(2020年、2024年)として知られ、2016年の就任以来、9年連続でポストシーズン進出を果たしている。彼の采配は、選手の能力を最大限に引き出すことで評価されており、特に大谷のようなスーパースターを起用する際の柔軟なマネジメントが光る。2024年3月の韓国での開幕戦では、卵投擲事件という不運な出来事もあったが、ロバーツ監督は冷静に対応し、チームをまとめ上げた。

アストロズ戦での大谷の誕生日登板は、単なる試合以上の意味を持つ。ファンにとっては、31歳を迎える大谷が二刀流の完全復活に向けてどのような投球を見せるのか、大きな注目ポイントだ。ロバーツ監督も「ショウヘイの投球は、チームに勢いを与える」と期待を寄せる。ドジャースは2024年のワールドシリーズ覇者として、2025年も連覇を目指しており、大谷の活躍はその鍵となる。7月5日の試合は、NHK BSやAmazon Prime Videoで放送・配信予定であり、日本中のファンが大谷のバースデー登板を見守ることだろう。この特別な一戦で、大谷がどのような「SHO TIME」を演出するのか、期待が高まる。

Related Posts

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

© 2023 Luxury Blog - Theme by WPEnjoy